VIVOTEKの『TB9333-E（7mm）』は、光学レンズに加えてサーマルレンズを搭載したサーマルバレット型ネットワークAIカメラだ。

「bullet（弾丸）」のような細長い形状をしていることから、このような形状のカメラはバレット型と呼ばれている。いかにも「監視カメラ」といった外見は、設置するだけで抑止効果も期待できる。

最大解像度2,880×1,620、F2.0の光学レンズと最大表示解像度704×576、F1.0のサーマルレンズを搭載することで、可視光に加え、赤外線を検知することが可能になっている。

完全な暗闇やそれとは逆に光が眩しい場合、煙や濃霧など、可視光では監視が難しいシーンでも、ヒートシグネチャ（温度分布）に基づいたクリアな画像で監視できる。

『TB9333-E（7mm）』には、多彩な検知システムが搭載されている。VCA（Video Content Analysis：映像解析技術）を活用することで、効率的な監視業務を実現している。

例えば本製品は、人間と車両を区別することが可能なオブジェクト分析機能を搭載している。さらに、人間と野生動物を区別することも可能なので、対応不要なアラートを最小限に抑えることができ、監視担当者の負担を軽減することができる。

また、アラートの感度を高くすると誤報が増える恐れがあるが、本製品であれば、監視の強化と効率化を同時に実現できる。また、サーマルカメラを活用することで火災や禁煙エリアでの喫煙行為なども早期に検知することが可能だ。

可視光に加え、赤外線による監視が可能なレンズと、VCAシステムを活用した検知機能を搭載した本製品によって実現できる、効率的な監視システムを提案していただきたい。