データ活用
生成AIを利用してPDF活用・データ活用を推進!
アドビ
Acrobat AI アシスタント
掲載日:2025/05/02

音楽や小説などさまざまな分野で生成AIの活用が進む半面、適切な活用方法が分からないという意見も多い。使い慣れていない方はまず、PDFデータに対して使用してみるのはどうだろう。抵抗なく生成AIを導入するための手段の一つと言えるのではないだろうか。
生成AIの活用で生産性を向上
アドビの『Acrobat AI アシスタント』は、日本語のユーザーインターフェイスで日本語ドキュメントの読み込みにも対応した生成AIサービスだ。
主な特長としては、「生成要約」「引用箇所の明示」「直感的な対話型のナビゲーション」「利用目的に応じた文章の生成」などが挙げられている。
議事録や資料の要約やメールの生成などに使用することで、簡単に作業効率を向上させることが可能だ。
また、生成AIが得意とする分析機能を活用すれば、各提案のメリットとデメリットの比較や、契約内容のチェックなどが簡単に行える。
さらに、生成AIを相手にしてブレインストーミングを行うことも可能だ。アイデアの創出やチェック漏れの防止など、資料作成の精度向上が期待できる。
指定したドキュメントのみ、要約や回答の作成を行うので、ハルシネーション(誤情報の表示)を回避でき、安心してビジネスに利用できる。
導入は、過去資料の活用から
『Acrobat AI アシスタント』は、PDFだけでなくWordやPowerPointなど多彩な文書形式に対応していることも特長の一つだ。
同社が実施した調査では、87%が業務で過去の社内資料を参照・再利用していることが明らかになっている。必要な過去資料を探すのに時間がかかったり目的の資料が見つからなかったりする問題は、多彩な文書形式に対応している生成AIを使用することで解決可能だ。
さまざまなビジネスシーンでの活用が提案されている生成AIだが、『Acrobat AI アシスタント』であれば「ドキュメントと対話」しながら必要な情報を見つけたり、新たなコンテンツを生成したりすることが容易に行える。
PDFリーダーとして、無料のAcrobat Readerを利用しているユーザーは少なくない。
『Acrobat AI アシスタント』は無料のAdobe Acrobat Readerおよび有料の法人向けAdobe Acrobatにおいて、お手軽な価格で追加サブスクリプションを利用できることに加え、電子サイン機能などを備えた、「Acrobat Pro」とセットになった「Acrobat Premium」ライセンスも用意されている。
生成AIの本格導入を機に「Acrobat Pro」の機能を生かした業務改善も併せて提案していただきたい。
主な機能
製品名 | Acrobat AIアシスタント | ||
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主な機能 | Acrobat Standardグループ版 | Acrobat Proグループ版 | |
デスクトップまたはwebアプリで文書を操作して、すばやく 回答を得たり、ワンクリックで要約を生成したりすること ができます。 |
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PDFのテキストや画像の編集、ページの並べ替え、削除 | 〇 | 〇 | |
PDFをWord、Excel、PowerPoint形式に変換 | 〇 | 〇 | |
文書に署名を追加、署名を依頼、処理状況をリアルタイム でトラック |
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Microsoft 365とSharePoint含むエンタープライズ 向けアプリとの連携 |
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WebベースのAdmin Consoleでライセンスを再割り当て | 〇 | ||
PDF内の表示されている機密情報を墨消し | 〇 | ||
Webフォームの入力と同時に電子サインを取得 | 〇 | ||
契約書にロゴを追加してブランディング、既存のPDF フォームをアップロードしてwebフォームを即座に作成 |
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Federated ID(SSO)、Enterprise IDにもとづいて 指定ユーザーにデプロイ |
Adobe IDのみ | ||
高度なテクニカルサポートの活用 | 〇 | 〇 | |
PDF操作 | コンピューター、モバイルデバイスまたはwebブラウザー からPDFコンテンツを表示、操作、コメントの追加 |
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オンラインでファイルを保存、管理、共有し、あらゆる デバイスからファイルにすばやくアクセス |
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表示、レビュー、署名のために送信した文書の進捗状況を、 デスクトップPC、モバイル、およびwebからトラック |
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Box、Dropbox、Google Drive、Microsoft OneDrive のアカウントでファイルにアクセスし、編集、保存 |
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Surface Proなど最新のWindowsタッチ対応デバイスを 使い、生産性を向上 |
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2つのバージョンのPDFを比較し、すべての差分を確認 | 〇 | ||
PDF内のオブジェクトの距離、面積、周長を計測 | 〇 | ||
Microsoft Information Protection ソリューション(Azure Information Protection、 Microsoft 365など)で保護されたPDFを開く |
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PDFの編集 | PDFのテキストと画像を直接編集、ページ内の段落も 自動的に調整可能 |
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書式を維持したまま、PDFを編集可能なMicrosoft Word、Excel、PowerPointファイルに変換 |
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PDFのページを挿入、削除、整理 | 〇 | 〇 | |
PDFからJPG、TIFF、PNG画像形式に変換 | 〇 | 〇 | |
単一または複数のページを抽出してPDFを分割 | 〇 | 〇 | |
ブックマーク、見出し、連番、透かしを追加 | 〇 | 〇 | |
PDF内の非表示の機密情報を削除 | 〇 | 〇 | |
タブレットやスマートフォンで、テキストや画像を 追加、編集 |
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iOSまたはAndroidタブレットで、 PDFのページを並べ替え、削除、回転 |
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PDF内の表示されている機密情報を墨消し | 〇 | ||
PDFにオーディオ、ビデオ、インタラクティブオブジェクト を追加 |
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法的文書に通し番号を追加 | 〇 |
※ その他「PDFの作成」、「共有と署名」等の機能についての詳細はメーカーサイトにてご確認ください。